合成オッズ4　ワイドと3連複の比較

今回はワイド馬券と3連複馬券の関係性をみてみたいと思います。

前回の合成オッズの記事で

【単勝】と【馬単総流し】は的中確率は同じ。

【単勝オッズ】と【馬単総流しの合成オッズ】を比較して、お得なほうがあるかどうかを検証しました。

単勝を買うよりも馬単総社流しの方が100％正解だった！という例もみつかりましたよね。

今回はワイド馬券と3連複の2頭軸総流しを考察してみます。

その前に少しワイド馬券についてのお話。

このワイド馬券は、僕の師匠に一度言われたことがあるのです。

これね、今競馬で勝っている方はスルーしてもらっていいですけど、予想は自信ある！でも競馬で勝てないってかたは実践してもいいと思います。

ルールは、予想した馬が1番人気・2番人気だったばあいはスルー。

ルールはこれだけ。

あとは、ワイド1点で勝負するだけ。

1番人気を外したワイドだと5倍前後くらいはけっこうつきます。

と、したら5レースに1度の的中で、回収率が100なわけです。

やってみるとわかりますが意外に負けません。そして2頭にしぼるつらさも味わえます。

10連敗すれば確かに大敗ですが、それは予想のファクターを改善するしかないわけです。

今回は馬券の買い方の考察なので、そこはスルーします。

これは、大きく回収率があがるっていうより「競馬の勝ち方」ってこういう事？みたいな感覚がみにつくイメージです。

僕は競馬をやりはじめた時に3連単を買っていました。30点とかはざらに買っていたし、多い時は40点から50点の時もありました（負けていました）

それで時々、1万から2万くらいの万馬券が当たってました。「万馬券ゲット―！」とか言ってましたが、良く考えると資金が3倍から7倍くらいになるくらいなんですよね。3万以上の万馬券なんて数えるくらしかないし。

そう考えると、ワイドの3倍～7倍を1点であてるのと変わらないわけです。

これで、3連単病からぬけでれたわけです。

（3連単を軸にした馬券で勝っている方もいらっしゃるだろうから、あくまで自分は！ということです）

今でも3連単を買いますが、あくまで馬単の中の金額をさらに、しぼった3連単に回すという感じです。3連単は小数点で買う事が多いです。

話がだいぶそれました！上記の話は参考になればという程度で。

今回はワイドと3連複の比較です。

合成オッズの記事で話をしましたが、ワイド1点と3連複2頭軸のひも総流しは、当たる確率が全く同じわけです。

いわば、ワイド馬券はのこる3頭目の予想を放棄した、多点買いともいえるわけです。

2018　天皇賞(秋)　のワイドと3連複

次にワイドの人気順がこちら

（ワイドのオッズは下限オッズでみていきます）

レイデオロとスワブリチャードの組み合わせ（4-5）が、ワイドの1人気でした。

ワイド1番人気の、スワブとレイデオロのワイド検証

ではワイド1番人気の4-5の3連複総流しをみてみます。

ワイドのオッズ1.6にたいして
3連複の合成オッズは1.76ですので少しおとくです。

単勝オッズ50倍以上の馬を、ひもからきってみます。

1.87になりました

1万円の投資で、ワイド1点なら16000円
1万円の投資で、3連複なら18700円（合成オッズで）

もう2700円の差がうまれました。

投資に対して20％の差がありますので、この差は大きいですね。

これは、ワイド1番人気の組み合わせが売れすぎた！という事になるのでしょう。

このケースなら、ワイド1点よりも、3連複総流しをした方が正解だったといえますね。

ワイド10番人気のレイデオロとキセキのワイド検証

この組み合わせは、馬券対決に参加していただいている、ビワハヤヒデさんの的中馬券でもあります。

ワイド4-10　オッズ5.5です。（実際には690円つきました）

ではこの2頭軸の3連複総流しをみてみます。

合成オッズは6.3にあがりました。

50倍以上単勝オッズ馬をきった場合6.5です。

ワイドの上限オッズが7.1で、実際690円ついたわけですので、ワイド1点から3連複にかえるメリットはあまりなさそうです。

サングレーザーとキセキのワイド検証

3人気サングレーザーと6人気キセキのワイドをみてみましょう。

9-10のワイドのオッズは16.0です。

ではこの2頭軸の3連複総流し馬券をみてみます。

合成オッズ15.7

これもワイドよりも悪くなりました。

 

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スワーブとアルアインのワイド検証

同じようにみていきます。

5-7のワイドのオッズは4.3

5-7の3連複総流し

ワイドオッズ4.3
3連複合成オッズ4.89

50％も改善されました。これは大きい差になります。

1万円をベットしてた場合、ワイドなら43000円！3連複なら48900円！この差は大きいですね。

いつもの資金配分もしてみましょう。

ワイドに1万円ベットで、配当は43000円です。同じ的中率の3連複の総流しに資金を分配したのが下の表になります。

3頭めになにがきても、43000円をこえます。13番がまちがえてくれば事故です。

レイデオロがきての、4-5-7のところに資金を厚めにするのもいいかもしれません。

合成オッズと比較してあきらかに合成オッズが高い時は、このような資金配分で他のひとよりは得をしそうですね。

2018年10月31日　大井競馬場　2R　ダート1200

地表競馬でもみてみます。自分事ですがワイド1点でとったレースです。

このレースの結果

11（4人気）→5（1人気）で決着

ワイド360円つきました。

ではこの2頭軸の3連複総流しをみてみます。

合成オッズ3.57

ワイドとあまり変わらないですね。

3列目の馬をしぼったら、多少でも合成オッズはあがりますが、リスク以上のオッズの底上げはみこめません。

実際このレースでは4着に単勝オッズ80倍の人気うすの馬がきています。3連複でしぼっていたら、ひもぬけで最悪な結果になる可能性も充分あったという事です。

ワイドと3連複2頭軸総流しの比較まとめ

まだサンプルが少ないですが、ワイドより3連複総流しの方が良いという例はあります。

やはりケースによっては、3連複の総流しの方がいいっていうのはありそう。

ただこの人気の時にはそうなるとか、1番人気が軸馬にいると、こっちの方がいいっていうパターンは見つけられませんでした。

毎回、ワイドと3連複総流しの合成オッズを比較するしかなさそうです。

それが瞬時にわかるソフトだったり、仕組みがあればいいと思います。

自分にソフトを開発する技術があればすぐにでも取り組みたいところですが、残念ながらまったくありません。

絶対に売れると思うな～

ってかオッズの歪みを利用して稼いでいた集団って、こういうことなんじゃないかとさえ思えてきました。

オッズをなんらかの方法で取り込んで、瞬時に、合成オッズを比較し、最適な資金分配をする！

（エクセルならギリ扱えますｗ）

といったことができないか妄想しています。